理事長あいさつ

本場奄美大島紬協同組合
 理事長 牧 雅彦

本場奄美大島紬協同組合は、明治34年9月26日に、鹿児島県大島紬同業組合として発足して、昨年の令和3年9月に組合創立120周年を、無事迎える事ができました。

 現在の本場奄美大島紬協同組合という名称は、昭和29年6月23日に中小企業等組合法により変わりました。今では、組合員数83名という組織に、規模は小さくなりましたが、当組合は、日本の織物産地の中でも、創立以来1世紀以上も続いている産地組合です。

 さて、本場奄美大島紬は、奄美の風土・伝統に育まれて、世界の三大織物のひとつに数えられ、まさに日本を代表する絹織物とまで成長致しました。しかしながら、和装業界を取り巻く環境は、生活様式の多様化などにより大変厳しい状況が続いております。また、技術者の高齢化、後継者不足など様々な課題を、かかえております。

このような環境の中、最近若手機屋メンバーを中心に、新しい商品づくりにも、積極的に取り組んでおり、大変心強く思っております。

 私たちの先人たちが、たゆまぬ努力と技術を今日まで、残して下さった事に感謝をしこの 本場奄美大島紬を、今後とも守っていこうと思っております。

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